2023年10月21日、WordCamp Tokyo が久々のオフラインにて開催されました。

オフライン開催になるのは4年ぶりとなります。

場所は東京の有明でした。

WordCampとは?

WordPress は世界中のコミュニティによって支えられています。日本でも地域ごとにコミュニティがたくさんあり、ボランティアメンバーによって運営されています。各コミュニティでは WordPress をもっと使いやすくするために勉強会や情報交換が盛んに行われていて、その中でも WordCamp は、WordPress Foundation[1] の公式な承認のもとに世界中で開かれている WordPress のイベントです。

  1. WordPress 創始者 Matt Mullenweg (マット・マレンウェッグ)によって設立された WordPress 非営利法人

ブースについて

Xserver はゴールドスポンサーとして参加させていただきました。

当日の準備はよくわからずボランティアスタッフと共に入ったため、他のスポンサーの方が来られる前にグッズを並べておりました。

ブースでは、リーフレットや特製ボールペン、メモ帳、ステッカーなどを用意しておりました。

多くの方に訪れていただき、アンケートやくじ引きにも参加していただき楽しく出来たと思います。

セッションA

今回、私はセッションAを主に観てきました。
会場は立ち見NGだったのですがなんとかフルで参加できました。

WordPressコアやGutenbergでは今何が開発されているか

発表資料が公開されています。

https://docs.google.com/presentation/d/1H1pD0UnRINF8CeNenAKpa2VFqPTEsBbDCAQo9R7eoIk/edit?pli=1#slide=id.g27ed3f8d0a7_1_54

WordPressの現状を分かりやすい解説とこれからについての内容でした。

WordPressの開発フェーズは4段階あり、今フェーズ2から3に差し掛かっているところとなっていました。

  1. ブロックエディター
  2. サイトエディター
  3. 複数著者コラボレーション
  4. 多言語ウェブサポート

コラボレーションと多言語化がどうなるのかが楽しみですね。

これからのテーマ・プラグイン販売を考える

現状の販売とこれからの販売についての内容でした。

最初はzipで販売できたときがあったことや、テーマ・プラグイン販売とパターン販売という選択肢が増えたことで販売方法の変わり方の説明が新鮮でした。

ブロックパターンは、取り込んだり、コピーアンドペーストで手軽に利用できるのが大きいですね。

これからのWordPressテーマとの付き合い方

会場の参加者は、デザイナーが一割、エンジニアが六割、ディレクターが一割という感じでした。

様々なテーマの種類についての説明がありました。

従来のクラッシックテーマに加えて、theme.json に対応したハイブリッドテーマ、サイトエディターに対応したブロックテーマという分け方のようです。

ブロックテーマでの制作事例が紹介されて、サイト制作のスピードが上がる可能性やgit管理との相性が課題となっているようでした。

WordPressはどこから来たのか WordPressは何者か WordPressはどこへ行くのか

年表をみながらWordPressの20年の振り返りを行いました。

https://github.takahashifumiki.com/history-of-wordpress/

今後イノベーションを起こすことができるのか。という所で、爆発的伸びが無くなったWordPressは分岐点にありそうです。

開発者による貢献も大きく、安定して開発できる環境づくりが大事になってきていると感じました。

今後のWordPressはどのようになるのかの予想は面白いですね。

セッションB

大規模言語モデルではじめる自動化 ー LLMはWordPress制作・運用をどう変えるのか?

参加は出来なかったのですが、資料が公開されいたので、読みこんでみたいと思います。

終わりに

オフラインでのWordcampへの参加は初めてだったのですが、
多くのテーマ開発やサイト制作者さんと話すことが出来て、オンラインとはまた違った体験になりました。
特にテーマ開発者さんとお会いできたのが良かったです。
様々な運営の方々とボランティアスタッフと登壇者とスポンサーの協力によって成り立っているんだなぁと感じました。豪華な昼食とアフターパーティーの軽食があり、とても美味しくいただきました。
久々に東京に訪れて、前日にはサイドイベントのミニコントリビュートがあったりして、そちらに参加もさせて頂きWordPressの分岐点において、開発者としてコントリビュートにも貢献できればと思いました。